加古川大和会館
川端 勇
担当:業務部
大和会館の立役者に
川端勇さんは、加古川大和会館の業務部で働きはじめて、3年目ですが、年齢は32歳です。
「以前はどんな仕事を?」と聞くと、なんと役者さんだったといいます。大阪で舞台を中心に活動していましたが30歳を前に結婚を決め、奥様の実家に近い加古川で暮らすことに決めたのです。
大きな転機でした。
求職中に出会ったのが大和会館の仕事でした。
「人の役に立てる、人生に一度のセレモニーに関われることに魅力を感じました」と入社を決意しました。
117グループでは社内検定があり、現在は納棺の試験をクリアし、病院へのお迎え、ご自宅への搬送、納棺などを行っています。
入社して半年ほど経った頃、義理の祖父が亡くなり、葬儀の準備から担当したことが、自分をひとまわり大きくした出来事だったと振り返ります。
今は打合せの検定を目前に控え、勉強中です。竹中支配人は「年齢のこともあり、入社当初から考えがしっかりしていました。色々な改善の提案も積極的にしてくれます」と大物ぶりを語ってくれました。
また芝居の大道具・小道具なども作っていたので、社内の備品なども器用に作ったり、修理してくれたり、社内から頼られる存在だそうです。
「舞台経験があるので司会は得意だと思います。早く一人前になってくれることを期待しています」と応援する竹中支配人。
それを受けて川端さんも「将来的には自分らしい司会のプランも考えています」と自信をのぞかせます。
川端さんの宝物は家族。奥様と4歳と2歳の女の子です。
休みの日は家族と過ごすことが多いのですが、最近夢中になっているのは自転車だそうです。
昨年の秋に先輩に誘われて参加した「淡路島ロングライド150㎞」というイベントで、淡路島を一周したことがきっかけでした。
社内の同好の士と赤穂や小豆島に出かけたり、今春は琵琶湖一周を計画していると楽しそうに話してくれました。
何事にも好奇心が強く、人をワクワクさせるのが好きな、根っからのエンターテイナーといったところ。
見学会の展示内容についてもどんどん提案をし、大和会館を舞台に、葬儀の新しい形を創っていきたいと夢をふくらませています。
取材:2012年4月