岸和田セレモ平安
松尾 幸治
担当:業務部
岸和田セレモ平安の松尾幸治さんは、現在36歳、入社7年目です。
30歳を前にして転職を決意したのは、知人のご家族の葬儀に参列したのがきっかけ。
初めての体験でしたが、厳粛な雰囲気に魅力を感じたからだそうです。
泉佐野セレモ平安に配属された当初は、人前で話すのは苦手でした。
しかし、社内検定を順にクリアしていき、2年前に司会の資格を取得。
「人前で話すなんてありえないと思っていたのですが、今では司会をしています。何事も為せば成るですね」と笑いますが、陰の努力は相当なものだったことでしょう。
現在の勤務地·岸和田は、家族や親戚だけでなく、地域の人々全体の絆がある街です。ご葬儀でも地域の一体感が感じられます。
赴任当初はそこに驚きを感じたそうですが、今ではこの街の人々の温かさが大好きになったと話しています。
「最期のお別れで、近親者に棺に故人の好物などを入れていただきますが、大きさや素材の問題で入れられないものもあります。そこでお孫さんが、おじいちゃんが好きだったというこたつの絵を描いて棺に入れてあげていたのが印象に残っています」と話してくれた松尾さん。
常にお客様の気持ちを考え、大切にしたいと思っています。
上司の川端主任からは、駄菓子屋を経営されていた故人のためにお菓子を買ってお供えするなど常日頃から細かい心配りをしているというエピソードも聞くことができました。
几帳面な性格で、一見、強面に見える松尾さんですが、実は気さくで、人を和ませるキャラクターなのです。
休日は4歳の島子さんと遊ぶのが何よりも楽しみだとか。
「ちょうど自転車に乗りはじめたんですよ」と、相好をくずして話す表情の中に、父親の顔が垣間見えました。
先頃ついに葬祭ディレクター一級を取得し、心に残るご葬儀ができる司会者になるよう、さらに精進したいと夢を語る松尾さん。
川端主任も「後輩育成にも力を発揮してもらいたい。今後の幹部候補です」と激励しています。
松尾さんのさらなる活躍が楽しみです。
取材:2013年1月