紀ノ川セレモ平安
笠野 雄吾
担当:業務部
気配りの人
昨年の8月に栽族葬・家族葬専用の「やわらぎホール」がオープンした紀ノ川セレモ平安。
特に家族葬を希望されるお客様の思いを大切にし、故人の人柄が伝わるような葬儀のお手伝いをさせていただきたいと考えています。
同会館の笠野雄吾さんは入社7年目の29歳。
中途入社で葬儀の仕事についてほとんど知らなかったのですが、地域や宗派によって異なる作法や習慣など、先輩たちに教わりながら知識を増やしていきました。
寝台車でのお迎え、飾り付け、納棺、打合せなど、社内検定も着実にステップアップしてきました。
「自分のすべき仕事をして、お客様から感謝していただけというのはありがたいことだと思っています」と話しています。
昨年9月に司会の社内検定に合格し、現在は主にお客様との打合せと司会を担当する笠野さん。
「話すのはあまり得意じゃないんです」と言います。
しかし子どもの頃、父から「為せば成る」と教えられてきたので、とにかく何事もやってみるのがモットーと、取り組んでいます。
「司会をするようになると、これまで以上にお客様と関わるようになり、見える世界が一段階変わってきたように思います」と仕事の手応えを感じているようです。
池田支配人は、笠野さんを評して「人や状況への観察眼が鋭く、よく気がつきますね。細かい心配りができるので、お客様からの評判も高く、お礼状もたくさんいただいています」と話してくれました。
「今後は社葬などにも関わってもらいたい」と期待をかけています。
取材していても、とにかく細かいところまで気がつく人です。
話をしながらでも絶えず相手の求めていることを察してくれるのです。
笠野さんが転職を決意した時に1歳だった娘さんも小学校3年生になり、現在は4児のパパとなりました。
「休みの日は子供たちを連れて買い物や公園に出かけるのが趣味といえば趣味ですね」と笑います。
漠然と「夢」を持つのでなく、日の前の仕事をきちんとこなしていくのが笠野さん。打合せ、司会、後輩の検定指導はもちろん、今年は一級葬祭ディレクターを目指したいと宣言してくれました。
取材:2014年4月